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ソフトバンク、割賦代を支払ったのに「未入金」と信用情報機関へ登録、ローンなどの審査に影響した可能性

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ソフトバンクは10月1日、一部の割賦契約について、分割支払金を入金したにもかかわらず、未入金として信用情報機関に登録してしまうという事象が発生していたことを明らかにしました。

信用情報機関とは個人の年収や住宅情報、ローンや公共料金等の支払い情報など、個人信用情報の収集および提供を行う機関です。割賦販売を行う際には信用情報機関に登録し、過去に支払いの滞りがなかったかを照会するとともに、以降の支払情報を登録して加盟各社と共有します。

ソフトバンクによると、同社のシステムの不具合により、端末の分割購入(個別信用購入あっせん契約/割賦購入契約)において、分割支払金等が入金されたにもかかわらず、未入金として信用情報機関に登録してしまうという事象が発生。これにより、信用情報機関(CICと日本信用情報機構)に加盟している金融機関やクレジットカード会社、消費者金融、リース会社などで信用情報を用いた取引(例えばクレジットカードやカードローン発行の審査など)をしていた場合には、その取引に影響が生じた可能性があるとしています。

誤登録した件数は63,133件。このうち実際に影響が生じた可能性のある件数は16,827件に及びます。ソフトバンクは本事象発生後に経済産業省へ本事象の報告を行うとともに、対象者へお詫びを伝えたとのこと。

なお、ケータイWatchの取材によると、経産省への報告は2013年3月末に。対象ユーザーに対しては8月~9月にかけてお詫び状を発送したとのこと。これに対し公式発表が10月1日になったことについては、「関係各所との調整、あるいは情報に間違いがないようにするなど、慎重に進めた結果」としているそうです。

情報元:ソフトバンクケータイWatch