幕張メッセで開催されているCEATEC JAPAN 2013のドコモブースで、昨日9月30日に発表された「ドラクエ」とのコラボレーションスマートフォンおよびクラウド版「ドラゴンクエストX」が展示されています。早速みてきましたのでレポートをお届けします。
展示されていたのはドコモとスクウェア・エニックスが共同開発している、ドラゴンクエストとコラボレーションしたスマートフォンです。発売時期は発表されていませんが、10月10日に行われるドコモの冬春モデル発表会で詳細が公開されるとのことなので、そう遠くないうちに発売されることになるでしょう。展示されている個体はほぼ製品版と同じものだと会場の説明員さんは言っていました。
これがドラクエスマホです。ショーケースに入れられていて一部分しか撮影することができませんが、ある程度の特徴はつかめます。製造メーカーは不明で、説明員さんに尋ねても教えてくれませんでした。
背面と側面はピカピカの銀色で、これはメタルスライムを表現しているとのこと。モンスターや紋章、メダルのシルエットがあしらわれてます。中央にはFeliCaのマークがあるので、おさいふケータイには対応している模様。LEDフラッシュ付きのカメラも確認できます。
上部にはオーディオジャックと、カバー付きのUSBポートがありました。カバーが付けられているということは防水に対応しているということですね。
側面には電源ボタンがありました。
反対側の側面には何もありませんでした。ボリュームボタンが側面にないところをみると、もしかするとシャープ製なのかもしれないですね。
前面の撮影はこれが精一杯。右上にdocomo xiのロゴがあります。
ドラクエ仕様の筐体デザインのほか、オリジナルコンテンツもプリインストールされます。そのうちのひとつが「ドラゴンクエスト いつでも冒険ダイス」。この機種専用のアプリとなっていて、他の端末には提供されません。
画面左のダイスを振って、出た数だけコマを進めます。途中、モンスターに出会ったり宝箱を発見したりしながらダンジョンをクリアしていきます。
ダイスを振れる回数は、スマートフォンを携帯して歩いた「歩数」や、メール着信など「スマートフォンを使った回数」などによって決められます。つまりプレイヤーがスマートフォンを使う頻度が高ければ高いほど、ストーリーを早く進めることができるわけです。
ストーリーを進めるだけでなく、転職や、モンスター図鑑、ちいさなメダルを集めてスマートフォンの壁紙をGETするといった、やりこみ要素も用意されています。
ほんの少しですがゲームをプレイしているシーンを動画に収めてきましたので、よろしければ御覧ください。ちなみにアプリを動作させている端末はシャープのAQUOS PHONE ZETAです。デモ機用としてこの機種が使われています。
続いて、ドラクエスマホと同時発表された、クラウド版「ドラゴンクエストX」に関するレポートです。
MMORPG「ドラゴンクエストX」のクラウド版です。配信開始時期は12月~来年2月で、ドコモのゲーム配信サービス「dゲーム」で配信されます。対応機種はドコモのWi-Fi専用タブレット「dtab」のみ。順次拡大予定で、スマートフォンへの対応も検討しているのだとか。多人数参加型なので、もちろんWindows版やDS版で遊んでいるプレイヤーと同じフィールドでプレイすることができます。
会場の説明員さんによれば、今のところ12月に配信できる見込みとのこと。また料金システムについて、詳細は現時点で非公開だが、Windows版などで提供している30日または60日というチケットよりも短い日数のチケットを販売し、より気軽に参加してもらうようにするということでした。
実際にプレイできる形で展示されていました。コントローラーは参考出展されているBluetoothワイヤレスコントローラー。
コントローラーを使わなくても、画面上に描画された仮想のジョグダイヤルやボタンで難なく操作することができます。
文字入力はソフトウェアキーボードが使えますし、Bluetoothキーボードをつないで入力することもできます。
こちらも実際に動作させたところを動画に収めてきました。
動作は十分に軽快で、カクカクとした動きや通信の遅さによるラグ等もさほど感じませんでした。これならば十分に楽しめるのではないでしょうか。クラウド版ドラゴンクエストXについても料金等の詳細は10月10日のドコモ発表会で公開されることになっています。