GoogleがAndroid版YouTubeアプリの最新版「ver5.0」の配信を開始しています。地域や市場ごと順次提供されることになりますが、最新版YouTubeのapkファイルが既に出回っており、これを端末にインストールすることで即時更新も可能です。iOS版も近日バージョンアップされます。
最新版のバージョンは「5.0」。バージョン「4.x」からのメジャーアップデートとなり、UIやデザインの変更、新機能の追加など、大幅に刷新されています。アプリのアイコンもガラリと変わりました。
デザインについては、ここ最近Googleが一貫して採用しているカード形式のレイアウトがYouTubeアプリでも適用されました。タイトル横のメニューアイコン(ドットが縦に3つ並んだマーク)をタップすれば、「後で見る」や、「編集」「削除」といった操作がダイレクトに行えます。
画面左からスライドして呼び出すメニューは背景が透過デザインになっただけでなく、文字サイズがひと回り小さくなり一覧性が向上しました。さらにアカウント内のメニューに「再生リスト」や「履歴」が追加され、WEB版のユーザエクスペリエンスにより近づきました。
7インチ級タブレットでの表示レイアウトも、より適したものに変更されています。
追加された機能で今回の目玉となるのが「ポップアップ表示機能」です。再生中の動画を下に向かってスワイプ操作することで、動画が別窓で再生されます。動画を見ながらYouTubeアプリ内で他の操作をしたり、動画を検索したりできます。ポップアップを非表示にするには左右にドラッグします。
再生画面のUIも変更されています。画面左上にはポップアップ表示にするためのボタン、右下には全画面表示にするためのボタンが表示されています。
これまで端末を横向きにすると端末側の自動回転設定にかかわらず強制的に全画面表示になる仕様となっていましたが、新バージョンでは全画面ボタンが追加されたことにより明示的に全画面への切り替えが可能となり、意図しない画面回転を防ぐことができるようになりました。
このほか、Chromecastなどへキューを送る際のUIの変更や、Google+ボタンが削除されるなどの細かい更新が行われています。
YouTubeアプリ「ver5.0.21」のapkファイルは下記のサイトからダウンロードできます。