NECは7月31日、NECカシオモバイルコミュニケーションズが担う携帯電話事業の見直しを行い、スマートフォンの新規開発を中止することを決定したと発表しました。現在販売中の機種をもって生産および販売を終了します。
スマートフォンに関する保守は引き続き行います。また、従来型携帯電話の開発および生産は継続します。(追記:タブレット事業も継続します。)
撤退の理由について、スマートフォンの急速な普及など市場が大きく変化する中、競争力を維持していくにはスケールメリット(規模のメリット)が重要であるが、同社の携帯電話は出荷台数が減少傾向にあり、今後の業績改善を見通すことが難しいと判断したためとしています。
同社はこれまで国内を中心に「MEDIAS」のブランドでスマートフォンを展開して来ました。しかし4年連続の赤字になるなど業績は不振を極め、最近では携帯電話事業の立て直しのためレノボとの統合を交渉していたが、出資比率などが折り合わずに統合を見送ることになったと報じられていました。
情報元:NEC