サムスンのGALAXY S4は、特定のベンチマークアプリでのみ最高性能が出るように「最適化」されていることが判明しました。
スマートフォンやタブレットの性能を測るのに、同一条件での比較ができるようしばしば「ベンチマークアプリ」が使われますが、海外サイトAnandTechによれば、GALAXY S4は著名な特定のベンチマークアプリでのみGPUが最高周波数の532MHzで動作する一方、それ以外のアプリでは負荷が高い場面でも480MHzまでしか上がらないことが分かったということです。また、CPUについても、特定のベンチマークアプリでのみ全てのコアが高い周波数で動作したという結果が出ています。
これの意味するところは、他社の機種と比較されるベンチマークでのみ高性能を装い、実際の利用においては他と大差がない、あるいは全く変わらなかったり、逆に劣るということもあり得るということです。実際問題、このような「最適化」をしているのはサムスンに限ったことではなく、また今に始まったことでもありませんが、ユーザーにとっては何の利益も生まないだけに、このような風潮がこれを機になくなってくれれば良いなと思う次第です。
なお、この「最適化」がいつから始まり、サムスンのどの端末にで行われているかはまだ不明だということです。