MotorolaがAndroidスマートフォンの新製品「Moto X」を8月1日に米ニューヨークにて発表することがわかりました。冒頭画像のとおりの招待状をメディアに対し送付している模様。また、Moto Xと思われる鮮明なプレス画像も流出しています。(記事最下部掲載)
「Moto X」はかつてGoogleとモトローラが共同で開発し、Android5.0や128GBストレージなど鬼のようなハイスペックで登場すると噂されていた機種です。流出情報などから、結局はCPUは1.7GHzのデュアルコアどまりでディスプレイも4.5インチHDという中級機クラスのスペックであることが濃厚となっていますが、どうやらこの機種の凄みはスペック以外のところにあったようです。
カナダのキャリアRogersが公開した動画によると、「Moto X」には端末がスリープ状態でもユーザーの声に反応し、Google Nowで回答を読み上げる「Open Mic」という機能が備わっているそうです。例えば天気の情報を得たいとき、いちいち電源ボタンを押してスリープを解除し、音声を受け付けるモードに切り替えるという一連の操作をしなくても、スリープ中の端末に「今日の天気は?」と問いかけるだけで答えが返ってくるのです。
このほか、ロック状態から手首を二度ひねるとカメラが起動する機能や、スリープ中に通知をディスプレイ上に表示する機能、さらには、本体がポケットやバッグから取り出されたことを感知して自動的にカメラを起動する機能や、車で移動中であることを自動検知して自動的に適したモードに移行するような機能など、革新的な機能が多数搭載されているといいます。
「Moto X」はGoogleによるモトローラ買収後に両社が共同で開発した初の端末となります。スペックではない他のところでどのような感動を与えてくれるのか、正式発表が実に楽しみです。
これまでに流出しているスペック
- ディスプレイ:4.5インチ HD(1280×720)
- CPU:1.7GHzデュアルコア(Snapdragon S4 pro MSM8960T)
- RAM:2GB
- カメラ:1,000万画素
- その他:16色以上から選べるバックカバー
Rogersが公開した動画(ミラー)
流出したプレス画像
情報元:Engadget