先日NECとLenovoが携帯電話の製造・販売をする新会社を共同出資で設立するという報道がありましたが、NECはこの統合が決着したあとも国内ではNECブランドで販売を継続すると日刊工業新聞が報じています。
NECの昨年度の世界販売は約290万台。そのうち国内は約220万台で、ほぼすべてをドコモに供給しているという状況。このため、国内では継続してNECブランドで販売し、最大顧客となるドコモへの供給を維持したい考えとのことです。また、従来型携帯電話(フューチャーフォン、ガラケー)もニーズが根強く、取り扱いを継続するようだと伝えています。ただし生産は海外に完全移管する可能性が高いそうです。
NECの携帯電話事業は3年連続の赤字。立て直しのため中国パソコンメーカー最大手のLenovoとの事業統合を模索しており、月内にも合意に至ると報道されています。パソコン事業では両社は2011年に統合しています。