AKB48を起用したことで話題になったカスペルスキーから、日本語に対応したセキュリティーソフト「カスペルスキーモバイルセキュリティ9」が登場しています。
1ヶ月無料のお試し版がリリースされていたので、早速試してみることにしました。なお、当面の間有料版をリリースする予定はなく、1ヶ月以上使い続けられる可能性も十分あるそうです。
カスペルスキーは、実は東ヨーロッパやロシアでは圧倒的なシェアを誇る実力派です。日本ではノートン、マカフィー、ウィルスバスターあたりが根強いですが、ウィルス検出率などの性能は五角以上で、特に中~上級者に人気があるようです。
カスペルスキーの製品はあのATOKや一太郎で有名なジャストシステムが日本での販売を請け負っているので、サイトやアプリの日本語対応は得意なようです。
そんなカスペルスキーモバイルセキュリティ9の機能は以下のとおりです。
- アンチウィルス
- プライバシー保護
- 盗難対策
- 着信拒否
ほとんど他のセキュリティーソフトと同じ内容ですが、「プライバシー保護」は珍しい機能だと思います。指定した連絡先の着信履歴や、アドレス情報そのものを他人から見られないように隠してしまうことができます。ちょっとムフフなあんなことやこんなことに使うんでしょうか。
着信拒否の機能はなかなか実用的で、はじめての連絡先からの着信時にポップアップが表示され、ブラックリストに登録するかどうかをその場で選択することができるようになっています。ブラックリストに登録すると着信拒否の状態になります。
その他の機能としてイベント発生時に音声で通知する「音声通知」なる機能もあります。
実際に使ってみた感想ですが、動作が遅くなるようなことも電池の持ちが著しく悪くなるようなこともありませんでした。ウィルス検出率とかその辺は試すことが出来ませんでしたが、先日記事にしたノートンモバイルセキュリティーよりも本格的(よりPC版に近い)なスキャンをしているように見えました。スキャン対象も「完全スキャン」から特定のフォルダなどの指定が可能で、実用的です。
セキュリティーアプリはこれからAndroidがさらに普及していくにつれますます重要度を増してくると思います。単純に動作の軽さや取っ付きやすさだけで選ぶのではなく、より信頼のおけるメーカーの製品を使うのがベストだと思います。
アプリダウンロードはこちら:カスペルスキーモバイルセキュリティ 9
※Android1.6~2.2まで対応、2.3は順次対応予定となっていますが、Xperia arcでも一応動いてました。