NTTドコモから夏モデルとして発売予定のLG製スマートフォン「Optimus bright L-07C」のスペックが明らかになっています。
海外メーカー&日本独自機能を持たないモデルが、他にどんな強みを持って投入されるのかが気になるところです。他の夏モデル端末とのおおまかな比較をしてみたいと思います。
Optimus bright L-07Cは、同社製スマートフォン「Optimus Black」をベースにしてドコモ向けに調整して作られたスマートフォンです。Optimus Blackは、明るいディスプレイと端末の薄さを強調した端末でした。
左画像がざっくりとした本機の特徴。右画像が主要スペックとなります。
世界最高輝度のディスプレイ、薄型コンパクトボディー、きせかえ可能なリアカバーの3点を特徴としてあげています。カバーの着せ替えはOptimus BlackにはないOptimus bright L-07C特有のもののようです。
主要スペックは、ディスプレイサイズは4インチ 800×480(WVGA)、搭載OSはAndroid2.3、チップセットはXMM6160+OMAP3630で1GHzシングルコアCPU、RAMは不明、内部ストレージ(ROM)は4GBとなっています。
セールスポイントである端末サイズは122×64×9.5mm、重量は109gです。Galaxy S SO-02Bが122×64×9.9mm、118gなので、それを強く意識したようなサイズとなっています。重さで言えば、MEDIAS N-04Cの105gに迫る値です。
カメラは背面に約500万画素CMOSを1基搭載しています。LEDフラッシュライトを備えます。フロントカメラはありません。
電池容量は薄型にもかかわらず1,500mAhも積まれていて、電池持ちは比較的良いのではないかと推測できます。
ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信の機能はありません。Bluetoothはver2.1+EDR、無線LANはIEEE 802.11 b/g/n準拠となります。FOMA HIGH SPEEDは下り最大7.2Mbpsまでで、14Mbpsには非対応となっています。
また、ここには記載されていませんが、最大8代までネット接続可能なテザリング機能も有しています。
ディスプレイの明るさを表す数値は700カンデラで、iPhone4の518カンデラに大きく差を付けています。プラズマテレビと普通の液晶テレビの丁度中間くらいの光の強さらしいです。ディスプレイが明るいと屋外でも見やすいようです。反射して見えにくいというシーンはよくありますので、そういった時に重宝しそうです。また採用したパネルは視野角が広く、どの角度から見ても色の変化が少なくなっているようです。
デザインはiPhone4のようなフルフラット形状をしていて、突起がありません。まるで一枚の板のようなすっきりとした非常にシンプルなデザインです。Galaxy Sにも備わっていたmicroUSBのスライド式カバーも備わっているようです。
端末左側面に「G-Key」と呼ばれるボタンが搭載されています。「G」はジェスチャーを表していて、このボタンを押しながら端末を振ったり傾けたり持ち上げたりすることでさまざまな操作をすることが出来ます。詳しくは後述します。
端末カラーはブラックとホワイトの2色ですが、各3色ずつ差し替え可能なリアカバーが同封されます。市販される保護カバーだと厚みがプラスされどうしても野暮ったくなりますので、パネル自体を差し替えられるのはうれしいかもしれません。
L-07C特有のジェスチャーUIを搭載しています。先述したG-keyボタンと組み合わせることで、いちいちディスプレイで操作しなくても電話に出たり画面をスクロールしたりカメラを起動したりすることができます。G-Keyを使わない、例えば机に液晶面を伏せておくことで着信の保留ができるなどの機能もあります。これは慣れれば非常に便利そうです。
Wi-Fiテザリングにも対応します。ゲーム機、タブレット端末、PCなどを最大8台までネット接続させることが可能です。
ということで全然比較になっていませんが、若いビジネスマンや大学生などをターゲットとしてビジネスユースな使われ方が想定されているそうです。
ポケットに入れてもがさばらないコンパクトさと軽量感。野外でも見やすい液晶。電車の中でも操作が容易なジェスチャーUI。1回線を有効活用できるテザリング。と、こんなところが特徴の端末となっています。なかなか良さそうですね。