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WiMAX対応テザリングOKなスマートフォン「HTC EVO WiMAX ISW11HT」は本日4月15日発売

au、HTC EVO WiMAX ISW11HT 発売

本日4月15日、KDDI(au)から高速通信規格WiMAXに対応したアンドロイドスマートフォン「HTC EVO WiMAX ISW11HT」が発売されます。

HTC EVO WiMAX ISW11HTは、下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsという、お家のネット回線顔負けのスピードを誇る高速通信規格「WiMAX(ワイマックス)」に国内で初めて対応した、アンドロイドスマートフォンです。米国で昨年発売され、人気を博した「EVO 4G」という端末をベースにしています。

端末をモバイルルーターとして機能させる「テザリング」に対応していることも大きな特徴の一つです。ゲーム機やノートパソコンなどの機器を、最大8台までネット接続させることが出来ます。

WiMAXの利用には「+WiMAX」の契約が必要です。月額525円で、使った月のみ加算される形になります。なお、2011年8月までWiMAX利用料が無料になるキャンペーンが受けられます。

ディスプレイは約4.3インチ WVGA(480*800) TFT液晶を採用し、大画面で迫力ある映像が楽しめます。WEBサイトなどの閲覧においても視認性は高いでしょう。

その他の主な仕様は、Androidバージョンは2.2.1、Qualcomm QSD8650 Snapdragon 1GHzシングルコアCPU、512MBのRAM、1GBのROM、背面800メガピクセル、前面130メガピクセルのカメラを搭載しています。720pのHD動画撮影が可能です。

外部メモリーはmicroSDHCが利用可能で、最大32GBまでサポートします。Bluetoothはver2.1+EDR、無線LANはIEEE 802.11 b/g/n準拠となります。その他外部端子として、microUSB、3.5mmステレオイヤホンジャック、HDMIが備わっています。電池容量は一般的な1,500mAh。連続通話時間は290分、連続待受時間は340時間となっています。

端末サイズは約122.0×67.0×12.8(mm)、重量は約170gです。スマートフォンとしては大きく、そして重いです。

発売当初は@ezweb.ne.jpのキャリアメールに非対応で、Cメールの受信のみ可能です。メールはGoogleのメールサービス「Gmail」か、またはプロバイダメールを端末に設定して使うかのどちらかになると思います。キャリアメール対応は今後のアップデートにより対応となる可能性があります。

価格は68.250円で、ここから「毎月割」による割引が入ります。実質負担額は新規で20,250円、機種変で32,250円となります。

1週間試用してみた感想

本機はWiMAXが売りの端末ですから、auではWiMAXが十分に使えるかどうかをテストできるように端末のレンタルサービスを行っています。

レンタルして使ってみた感想としては、まず動作面では予想以上のサクサク・ヌルヌルでした。あまりアプリを入れなかったというのもあるでしょうが、少なくとも私の環境下では国内の最新端末と大差ない動きをしていました。Quadrantでのベンチマーク結果は大体1000~1100程度のスコアでした。

肝心のWiMAXですが、私の住んでいるところでは屋外でギリギリ受信可能、屋内ではほとんど受信不可の状態でした。受信できるところでは流石に通信速度は速く、下り3Mbps以上は出ていました。3G回線では1.2Mbps程度でした。WEBサイト閲覧程度では、端末自体の動作速度よりもむしろ通信速度が高速であることのほうが体感的な動作スピードは速く感じるのかもしれません。WiMAX←→3Gの切り替えはほとんどシームレスでスムーズでした。

テザリングは問題なく機能していました。難しい設定などは無く、ホーム画面上の切り替えウィジェットをタップするだけでWi-Fiテザリングの有効/無効を切り替えることができます。

端末のサイズと重さについては、個人的にはNGでした。ポケットに入れると生地がたわむほど重いですし、大きくて厚みがあるので片手での操作が一部できませんでした。しかしこれは携帯の仕方や使い方によって印象はまるっきり変わってくると思います。

電池持ちですが、まあ最悪な部類だと思います。何が原因かはわかりませんが、みるみると残量が減っていきます。WiMAXが使えないエリアではOFFにしておいたほうが良いと思います。それとディスプレイの消灯時間もデフォルトの1分から30秒にすることをおすすめします。ちなみにパッケージには一応電池が2個入っているようですよ。

カメラのシャッタースピードが遅いというコメントが多くあったので実際に試してみたのですが、本当に遅かったです。シャッターボタンをタップしてから1秒ほどのタイムラグがありました。「カシャッ」となるまで動かないのがコツです。

結構マイナス面も書きましたが、全体的なパフォーマンスはあくまで高いと思います。HTC独自UIであるSense UIは使いやすいですし見た目も綺麗でした。

そういえば写真に写っているバナナですが、何の意味もありません。