ZTEが2月26日に5.7インチの大型ディスプレイを搭載したAndroidスマートフォンの新製品「Grand Memo」を発表しています。
ディスプレイ以上に注目されているのが、本機種が採用するチップセットです。Qualcommの新シリーズの最上位モデルとなる「Snapdragon 800」を搭載します。改良された”Krait”CPU(クアッドコア)や、現行最上位のAdreno320よりも2倍高速な「Adreno330」を搭載し、さらなる高性能と省電力が期待されます。
なお、Grand Memoには発売地域によって搭載するプロセッサに違いがあることがわかっており、中国市場向けモデルでは現行の「Snapdragon S4 Pro(1.7GHzクアッドコアCPU+Adreno320)」が採用されます。欧州向けモデルでは、発表の通りSnapdragon 800を採用するとのこと。Grand Memo発表の際にこの部分の説明が不足しており、一時はZTEがスペックを捏造したのではないかと話題にもなりました。
この他の仕様は、2GB RAM、16GBストレージ、1,300万画素/前面100万画素カメラ、Android4.1 Jelly Bean、3,200mAhバッテリーなど。通信機能はWi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth4.0に対応。3G通信のほか発売地域によってはLTEにも対応します。
端末サイズは159.9×82.6×8.5mmと流石に大きいですが、厚みが8.5mmと薄く、また、片手操作がしやすいよう画面上にも操作キーを表示する機能など多数の工夫が施されています。カラーはブラックとホワイトの2色が用意されます。
まずは中国で発売され、その後2013年の第2四半期中に欧州で発売されます。日本での発売は未定です。
スペック
- 端末サイズ:159.9×82.6×8.5mm
- 重さ:-
- ディスプレイ:5.7インチ HD(1280×720) TFT液晶
- OS:Android4.1 Jelly Bean
- SoC:Snapdragon 800(Krait CPU+Adreno330)またはSnapdragon S4 Pro(1.7GHzクアッドコア+Adreno320)
- RAM:2GB
- ROM:16GB
- カメラ:1,300万画素、前面100万画素
- 無線LAN:IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)
- Bluetooth:4.0
- バッテリー容量:3,200mAh
- センサー:加速度、近接、照度、ジャイロ、電子コンパス
- その他:DLNA、WIFI Direct、WIFI Display、GPS/AGPS、MHL
情報元:ZTE