昨年の4月ころから情報が出ていたLG電子自社開発のモバイル向けプロセッサが開発を完了し、量産のための準備に入ったそうです。今年年末の発売が見込まれているOptimus G2(Optimus G後継機)に搭載されると予想されています。
コードネーム”Odin(オーディン)”と呼ばれるこのプロセッサはサムスンが最近発表した新型プロセッサ「Exynos 5 Octoプロセッサ」とほぼ同じ仕様となっており、製造プロセスは28nm HKMGで、ARMの「big.LITTLE」機能が適用されているそうです。「big.LITTLE」はCortex-A15プロセッサのパフォーマンスとCortex-A7
CPUのコア数は4コアCortex-A15と4コアCortex-A17で計8コアとなります。ただし同時に動作するのは4コアまでなので、実質的にはクアッドコアCPUということになります。また、このプロセッサはモデムチップを内蔵しません。LGは次のプロジェクトとしてアプリケーションプロセッサに通信チップを加えたワンチップモデルを開発する計画です。
なお、LGは独自開発したプロセッサを全ての同社製端末に採用するわけではなく、QualcommのSnapdragonと並行して採用していくということです。
情報元:デジタルデイリー