ソフトバンクは4月8日、コンパクトタイプのアンドロイドスマートフォン「IDEOS X3 Softbank 004HW」の発売を中止することを発表しました。同社ホームページ上からもすでに掲載が撤去されています。
004HWは2月中旬に発表されたコンパクトボディーを特徴とするHUAWEI(ファーウェイ)製アンドロイドスマートフォンです。
メーカーからの正式発表前からソフトバンクからの発売が予定されていて、ソフトバンク公式ホームページ上でも「4月頃発売」として長らく掲載されていました。
今回中止となった理由としてソフトバンクは、「諸般の事情」とだけ回答しています。
カラーバリエーションには黒の他にピンクも用意されていて、小柄なボディーと相まって特に女性層に人気が出ると思われていました。なにより実質負担額が1万円を切ると予想された「端末の安さ」が、機能的にあまり多くを求めない女性層には大きな魅力であったと思います。
ハードウェアとしてはCPUがQualcomm MSM7227の600MHzと、少し時代遅れな感もありましたが、メーカー発表時点ではAndroid2.3を搭載するとされ、コストパフォーマンスの高さも期待されていました。
ソフトバンクとメーカー側でどういった問題があったのかは分かりませんが、もしかしたら地震の影響で販売時期が大幅にずれ、夏モデルとして発売される他のハイエンド機に交じって戦えるだけの力が無いと踏んだのかもしれません。
情報元:ソフトバンク