8月28日から先行展示が開始されているドコモの秋モデル製品、「MEDIAS TAB UL N-08D」に触れてきました。
MEDIAS TAB UIはAndroid4.0を搭載したNECカシオ製のタブレット端末。Xiに対応していて、高速なモバイル通信を行うことが可能です。最大の特徴は世界最軽量を謳う約249gの超軽量ボディー。最新技術のカーボンファイバーボディーを採用することで実現しています。ディスプレイは小型の7インチWXGA(1280×800)液晶。持ち運びに便利なサイズです。1.5GHzデュアルコアCPU、1GB RAM、16GB ROM、800万画素/200万画素カメラなどを搭載しています。
外観を動画に収めてきましたのでご覧ください。
249gというと、ちょうどコミック漫画一冊分の重さに相当するようです。コミックなら寝ながら読んでも疲れないように、恐らく本機でも電子書籍がかなり楽に読めると思います。実際に持ってみても大変軽かったです。
いかにも「MEDIASシリーズ」という感じの形状です。上下のマージンが大きいので、横画面にした時にも両手でしっかりと持てるのが良いです。動画でも確認できますが、片手でも十分に掴めます。ちなみに私の手の大きさは、中指の先端から手のひらの最下部まで約20cm程度。決して大きくありません。
「カーボンファイバーボディー」のおかげか分かりませんが、質感は悪くなく、安っぽさを微塵も感じませんでした。手触りも滑らかで、まるでゆで卵の表面のよう。パールのような光沢がありますが指紋は全く目立ちません。
分かり難いと思いますが背面はゆるやかにカーブしていています。この形状が持ちやすさに一役買っていると思います。
側面にはUSB端子やmicroSDカードスロット、SIMカードスロット、ワンセグ用アンテナがあります。充電がUSBで行えるのは手軽で良いです。
上面には電源ボタンとボリュームボタン、そしてイヤホンジャックがあります。ボタン類が上部一箇所に集中しているのはユーザビリティー的にも優れていると思います。迷いません。
凄く小さいのですが、前面左上に通知ランプがあります。白地に微弱な光りなので、ちょっと気づきにくいかなと思いました。ただし展示場は照明も強く、見えにくい環境であったことも事実です。
デザインや持ちやすさについては以上です。
ホームアプリはdocomo Palette UIと、Android4.0標準のランチャーの2つが用意されていました。docomo Palette UIはランドスケープ表示(横画面)にも対応していました。ホームに関しては特に独自性が無かったので割愛します。
通知パネルにはトグル設定があります。左右にスワイプして項目をさらに表示させることができます。設定可能な項目が多くて良いと思いました。
目玉機能として搭載さているのがこの「デュアルタブブラウザ」。縦画面において、異なる2つのページを上下2つのペインで表示することができます。それぞれ個別に拡大・縮小やスクロールなどの操作ができます。ページを見比べるようなときに便利?
機能と言えば、音声通話機能もありました。
サラウンドやスピーカー補正など、再生効果の設定も豊富でした。映画など再生するときに良いかもしれません。
それと「ハプティクス」という機能があり、タッチ時にパネルが振動してタッチ操作を体感することができます。タッチできたことが指で直接感じることができるので、分かりやすくて良いと思いました。ゲームなどでも臨場感が味わえるかもしれません。
システム情報です。OSバージョンはAndroid4.0.4、ビルド番号はA5001831。
ROMのサイズは16GBですが、そのうち内部ストレージとして割り当てられているのが約12.5GB。SDカードもさせるので困ることは無さそうです。
ベンチマークでは、Quadrantで4868というスコアが出ました。Qualcomm MSM8960 1.5GHzデュアルコアCPUが搭載されています。まあこんなもんでしょうか。マルチタッチの同時認識数は最大10点でした。
動作の様子を動画に収めてきましたのでご覧ください。
全体的にキビキビとした大変軽快な動きでした。動作面で不安要素は無いと思います。
総評
約250gの軽量ボディーは衝撃的でした。寝ながらでも楽に使えるというのは個人的にタブレットに求めていた大きな要素なので、一気に購入意欲が高まりました。バックに入れて気軽に外にも持っていけそうです。
あまりに軽量化を意識すると外装がチープになりがちですが、本機種においてはそのようなこともなく、リビングに置いてあっても違和感はないと思います。動作も今のところ文句ないですし、総合的に見ても完成度の高い、良い製品だと思いました。