Mozillaは8月28日、Android版Firefoxの最新版となるバージョン15.0を、Google Playストアで公開しました。
バージョン15.0では、バージョン14で行われたスマートフォン向けのデザイン刷新/パフォーマンス改善がタブレットにも適用されており、さらに新しい「タブビュー」も追加されるなど、より効率良く素早い操作ができるよう改良されています。また、タブレット端末でもFlashプラグインに対応し、Flashベースのコンテンツを利用することができるようになりました。
スマートフォン向けとタブレット向けの共通機能として、モバイル向けサイトとデスクトップ向けサイトが切り替えられるようになりました。画面右上にあるブラウザメニューから「Request Desktop Site」を選択することで、デスクトップ向けサイトを見ることができます。
このほか、より便利にするための新機能追加や、安定性の向上が行われています。一時的に無効化されていた「ページ内検索」や「テキスト選択」機能も再実装されています。
更新内容(一部抜粋)
- タブレット向けにネイティブ UI を実装。起動が高速になり、スマートスクリーンも洗練された。
- メニューからモバイル向けサイトとデスクトップ向けサイトを切り替えて表示できるようになった。
- タブをさらに改良し、スワイプで閉じられるようになった。
- ページ内検索機能を再実装。
- Android 標準ブラウザからブックマークと履歴を取り込めるようになった。設定画面に項目あり。
- ダウンロードマネージャに、中止、再開、キャンセル、再試行の各機能を追加。
- 設定から、プライベートデータの種類を指定して消去できるようになった。
- Adreno 端末では WebGL が動作しない問題を修正。
- SPDY ネットワークプロトコル v3 に対応。
- CSS word-break プロパティを実装。
- 高精度イベントタイマーを実装。
- Opus オーディオコーデックにネイティブ対応。
- source 要素の media 属性に対応。
- audio/video 要素の played 属性に対応。
Android 版 Firefox 15 ベータ版リリースノート
http://www.mozilla.jp/firefox/android/15.0/releasenotes/
情報元:Mozilla