LG電子が8月26日、開発コードネーム「G」で呼ばれる同社の次期フラグシップスマートフォンを、来月発売する計画であると正式に発表しました。その上で、この機種には次世代ディスプレイ「True HD IPS +(Plus)」を採用することも明らかにしました。
これまでLGは自社製品に「True HD IPS」と呼ばれるディスプレイを採用してきましたが、True HD IPS +では、画面の明るさ、消費電力、解像度の3点が改良されています。実際に新型スマートフォン「G」に採用されるものでは、ピクセル密度は320ppi、輝度は470nit、AMOLED比電力は最大70%減となっています。
この新型ディスプレイと組みわせる形で、世界初の”カバーガラス完全一体型のタッチパネル”「G2 Touch Hybrid」も適用されます。一般的なスマートフォンのディスプレイでは表面のカバーガラスとタッチパネル、そして液晶パネルの3枚構造がとられていますが、”カバーガラス完全一体型タッチパネル”では、カバーガラスとタッチセンサーを統合し、液晶パネルと合わせ2枚構造を実現しています。このため内部に余計な空気層ができず、ディスプレイの厚さが約30%薄くなり、かつ衝撃に対する強度も高くなります。また、タッチ感度も向上します。まるで指先で直接グラフィックに触れているような感覚を味わうことができるということです。
新型スマートフォン「G」にはさらに、”高密度技術”を適用したバッテリーも組み込まれます。現時点で最高の充電効率を誇り、繰り返し充電することによるバッテリーの劣化を抑え、より長く使うことが可能となります。
LGは既に新型スマートフォン「G」に、Qualcommの新型チップ「APQ8064(クアッドコアCPU)」を採用することを明らかにしていますが、さらにディスプレイとバッテリーにも最新技術を適用し、今年の下半期スマートフォン市場に旋風を起こす戦略です。
なお、Optimu Vuの後継機種も開発中であり、同じく新型ディスプレイ「True HD IPS +」を採用し、来月発売する計画であるということです。
情報元:LG