KDDIは7月18日、今年の夏モデル発表会で発表したセットトップボックス(STB)「Smart TV Box」を、同日7月18日より開催される「ケーブルコンベンション2012」に出展すると発表しました。また、夏モデル発表会時点では語られなかったSmart TV Boxの詳細についても公開しました。
Smart TV BOXの概要は以下のとおりです。
- Android4.0を搭載したケーブルテレビ用のセットトップボックス。
- 機器はパナソニックと共同開発。
- 地デジ、BS、ケーブルテレビ放送受信に加え、Androidのアプリやコンテンツを利用できる。
- Wi-Fiのアクセスポイントも搭載。
- SoCはAndroid用とTV用のデュアル構成。
- コンパクトサイズでデザイン性も良く、インテリアとしても楽しめる。
- 多機能でもシンプルな使い勝手を徹底的に追求した画面構成。
- トライアルサービスの開始は今年の8月から。
先日の日経の報道とほとんど同じ内容です。市販のテレビと接続することで従来のケーブルテレビ用のセットトップボックスと同様に地デジ、BS、ケーブルテレビ放送受信ができるほか、Androidのアプリやコンテンツをテレビの大画面で楽しむことができます。また無線LANルータ機能を搭載しているので、設定をすればスマートフォンやタブレットなど他のWi-Fi機器で本端末を介しての無線LAN接続が可能となります。
auのAndroid端末向けサービスも利用できます。具体的に、「うたパス」「ビデオパス」「auヘッドライン」「Karada Manager for TV」「キッズひろば」「niconico」「ビデオラッシュ」「radiko.jp 」などが提供される予定です。またSmart TV BOX向けのauスマートパスアプリケーションも追加され、「RPG エンドオブアスピレイション」などのアプリが利用できます。もちろんGoogle Playにも対応しているので、アプリを追加してくことも可能です。
スペックは以下のとおりです。
- OS:Android4.0
- SoC:Android用SoC(TI OMAP 4460)とTV用SoCのデュアルチップ構成
- 通信機能:DOCSIS 3.0 搭載、LAN/WAN端子各1 系統(10BASE-T/100BASE-TX) 、Wi-Fi AP 機能搭載(IEEE 802.11a/b/g/n、2.4GHz/5GHz) 、au スマートフォン向け「かんたん接続」対応
- TV 機能:RFトリプルチューナ(ダブル録画可能)、外付け HDD 録画対応(HDD 非内蔵)、番組表(G ガイド)、リモート録画対応
- 外部出力:映像出力 HDMI、アナログ出力(mini ピンジャック)、光デジタル音声出力
- 接続端子:USB×3、SDメモリーカードスロット×1
- サイズ:幅176×高さ51×奥行き176mm

情報元:KDDI(PDF)