今夏のシャープ製Androidスマートフォンのフラグシップ級モデルには、独自UIである「Feel UX」が採用されていますが、”これまで通り”を望む人達に向けて従来型のホームアプリ「SHホーム」もダウンロード提供される予定のようです。ケータイWatchによるインタビューの中でメーカー担当者がそのように答えています。
以下引用です。
――「3ラインホーム」では、ウィジェット、ショートカットと、アプリが同じ画面で共存できないですよね。目的別に利用できないという側面があると思います。ですから「Feel UX」ではなく、従来通りがいいというユーザーもいると思います。それについてはいかがでしょうか。
小林氏
もちろんそういうご意見があるのは認識していて、今まで通りがいいという方には「SHホーム」をダウンロードしていただく形で提供する予定でおります。
確かにFeel UXは使いやすさが追求された便利なUIではありますが、Android標準からかけ離れた独自のスタイルゆえ、既存のAndroid端末の操作に慣れた人達にとっては逆に使いづらく感じてしまうこともあるはずです。しかし問題はFeel UX自体ではなく、それ以外の選択肢が用意されないことです。試作機での話になりますが、ドコモのAQUOS PHONE ZETAの場合、Feel UXとドコモオリジナルUIであるPallete UIのみ、auのAQUOS PHONE SERIEに至ってはFeel UXのみがプリインストールされている状態であり、標準スタイルのホーム画面を使いたければサードパーティー製のアプリに頼るほか手段がありませんでした。
しかし今回、SHホームもダウンロード提供される予定であることが判明したので、この心配が無用となりました。
情報元:ケータイWatch