本日5月4日、サムスンから新型スマートフォン「Galaxy S III」が正式発表されました。
進化の度合いをはかるため、過去発売されたGalaxy Sシリーズの端末とスペック比較をしてみました。ただし、スペースの関係でGalaxy SII WiMAX ISW11SCは割愛しています。
※修正:誤植などお気づきの点がありましたらコメントにてお知らせいただけると嬉しいです。
端末サイズ・デザイン
今作では”自然で人間的なデザイン”が採用されていて、丸みが強調されています。デザインに関しては賛否両論ありますが、私は新鮮で悪くない容姿だと思っています。角が取れていて持ちやすそうですしね。カラーは今作では定番のブラックが無く、ブルーがラインアップされているのが印象的です。各国モデルでは異なるカラーもラインアップされる計画となっています。
サイズは縦にかなり大きくなっていますね。横幅も若干増しています。Galaxy Nexusよりも大きいです。逆に厚さは最もスリムです。しかし厚さに関しては、機能追加などのローカライズによって大きく変わってくるので、国内版ではもう少し厚くなる可能性が高いです。
ナビゲーションボタンはこれまでと同じ「メニュー」「ホーム」「戻る」の並びで、ホームボタンは物理式です。旧機種から乗り換える際には変化がなくて良いと思います。
OSバージョン
Galaxy S II SC-02CおよびGalaxy S II LTE SC-03Dにおいては、Android4.0 ICSへのアップグレードが既に確定しています。7月以降順次提供される予定です。まだ発表されてはいないものの、Galaxy SII WiMAXもアップグレードされる可能性は高いと思われます。ということで、OSバージョンにおいては大きな違いはありません。
ディスプレイ
これまでと同じく有機ELディスプレイ(AMOLED)が採用されています。サイズは4.8インチへと大幅に変化しています。また解像度も向上し、高精細化されています。しかし、Galaxy NexusやGalaxy SII WiMAX同様の”Pentile配列”となっているため、Galaxy S IIと比べると、もしかするとやや粗く感じてしまうのかもしれません。ここは購入前の要チェック項目です。
CPU・メモリー
今作ではクアッドコアCPUが搭載されています。従来のサムスン製デュアルコアCPUよりも処理能力が2倍になり、一方、消費電力は20%削減されていると謳われています。実際の使用においては一部の複雑な処理を必要とする環境においてのみ、より高速な動作を実感できるものと思われます。
※追記:LTE対応モデルではQualcomm製のデュアルコアプロセッサを搭載したチップに換装されるとの噂もあります。が、現時点では私は可能性が低いと考えています。(つまり同じクアッドコアCPUが搭載されると考える。)いろいろな情報を見てたらやっぱりわからなくなってきました。
ストレージは今作より64GBモデルが登場し、より多くのデータを保存することができるようになりました。また、64GBのmicroSDカードを今作より正式にサポートしています。最大で128GBにもなります。ただし、内蔵ストレージは国やキャリアごとのモデル容量が異なるため、国内モデルではどうなるか現時点では分かりません。何となく32GBになる気がします。
カメラ
今作では裏面照射型CMOSが採用されています。これにより、暗所でもより明るい写真が撮れるようになっています。また、シャッターボタンを押してから撮影されるまでのラグが限りなく少ない「ゼロシャッターラグ」や、最大20枚の連射ができる「バーストショット」も新搭載されています。何気にフロントカメラも裏面照射型CMOS採用であるところが嬉しいです。
バッテリー
2,100mAhへと大幅に容量がアップしています。しかし連続動作時間は明らかにされておらず、実際にどれほどの恩恵を受けられるのかは現時点では分かりません。画面の大型化やLTEへの対応などにより、意外と連続動作時間が伸びないという可能性も考えておいたほうがよさそうです。
もう1つ重要なのは、オプションの専用カバーを装着することでワイヤレス充電に対応するということです。車の中などのシーンで重宝しそうです。
その他機能
国内モデルではワンセグやおサイフケータイに対応する可能性があると思います。特にワンセグはGalaxy S II SC-02Cに搭載されていたので、搭載される可能性は高いでしょう。
※追記:また、「GLONASS」への対応と気圧センサーの搭載も大きな変化です。「GLONASS」はロシアの人工衛星を利用した測位システムであり、通常のGPSに加えてサポートすることで、より正確で高速な位置測定が可能とのことです。
まとめ
こうやって比較してみると、各項目で着実に進化を遂げているということがわかります。個人的にはサムスン製のクアッドコアCPUの性能が如何程なのかが気になります。また、これまでXperiaなどに2歩ほど遅れをとっていたカメラ機能についても、裏面照射型CMOSの採用によって実用性が大きく向上するのではないかと期待しています。
懸念されるのはボディーの大きさでしょう。今作ではこの巨大なボディーが災いして、女性層やコンパクトボディーを好む人達からは支持されない可能性があると思います。今年の夏モデルでは国内メーカー製端末もかなりのハイスペックとなるようなので、この辺りがどう影響してくるのかが一つの注目ポイントとなりそうです。
気圧計センサー追加とGLONASS対応も追記されてはいかがでしょうか。
ご指摘ありがとうございます。とても嬉しです。
早速、気圧計センサーとGLONASS対応について追記してみました。
確かにこの変化は大きいですね。特にGLONASS対応は嬉しい。
日本国内向けはLTEとの兼ね合いからデュアルコアになる可能性もありますね。
コメントありがとうございます!
ご指摘の内容について追記してみました。
ただし、現時点で私はその可能性が低いと考えているので、そのことも加筆しています。根拠は内に等しいのですがね^^;(つまりSCH-I535はGalaxy S IIIではない・・・?よーわかりません)今朝確認した情報によると、サムスン電子関係者もそのようなことを口走っていたようで、かなり不安になってきました。うーん・・・。
情報ありがとうございます。
購入する気満々なんですけど、クアッドコア非搭載となると魅力が少し減ってしまいそうです。
確かにそうですね。4コアプロセッサはGS3の大きな特徴の1つですので。
個人的には同じ製品名で大きく性能が異なるというのは許せないのですが、よくよく考えてみるとGalaxy S IIやGalaxy Noteでもそういったことはあったわけで、可能性としては十分ありえるんですよね。
日本ではまだXiの提供エリアは広くないので、是非3Gモデルと4Gモデルの両方を出してもらいたいものです。
同じ製品で中身が異なるのは確かにイヤですね。
でも、今回のGALAXY S IIIは日本のメーカーのようにスペックを居丈高に誇示するのではなく、目線を感知してディスプレイのON/OFFしたり(Smart Stay)、不在着信を手にしただけで確認出来たり(Smart Alert)、ブラウジング中に動画を小窓で観れたり(Pop up Play)と使い勝手に拘っているのが好感持てます。
やっとこさHDディスプレイやデュアルコアを採用し、電池はめ込み式にしてまでしても重量増になった某グローバルモデルと比べると、筐体の大きさには多少閉口しますけど、良いと思います。
是非オプションのワイヤレス充電キットも購入したいです。
ワイヤレス充電キットは私も楽しみです。車の中で絶対に便利だと思うんですよねぇ。ただ充電パッドが車内に置きっぱなしで熱にやられやしないかと、ちょっとだけ不安です。
GALAXY S IIの純正クレードルだと勝手にクレードルモードになったり、カーバ-を着けたままだと充電出来ない等、使い勝手が悪いので、結局使わず仕舞いでした。
ワイヤレス充電だとその心配も無さそうですし、新しいGALAXYに買い換えても充電パッドは使い回しが出来そうなので、自宅と職場等複数購入してしまいそうです。
車載用に関しては自動車メーカー側も色々と考えてきそうですよ。
http://www.lasical.com/2012/04/10/12464/
すいません、間違って書き込んでしまいました。
返信で書き込む内容でしたね。