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シリコンケースとTPUケースの違いを「レイ・アウト」に聞いてみた(情報追加)

シリコンとTPUの違い

前回の記事でスマートフォンのケース(ジャケット)の種類わけを行いましたが、私自身シリコンとTPUの違いについて明確な答えが出なかったので、ケースを専門に扱う「(株)レイ・アウト」さんに質問をぶつけてみました。

期待以上の細かく丁寧な返答をいただきました。以下引用文です。

※その後ご返答を頂いたご担当者様に補足を頂きましたので、引用文中に赤字で追加記載します。

【質感】

シリコンはゴムの感触に良く似ておりますが、TPUはどちらかと言えばソフトビニールのような質感でシリコンより固めです。シリコンは伸縮しますがTPUはあまり伸縮しません。

2タイプ共にフレキシブルであるため、「ソフトジャケット」というジャンルで括っております。

追記:TPUケースを使用した印象では、シリコンよりも埃が付きにくいと感じました。また、指紋もハードコーティングジャケットより目立ちにくいので非常に扱いやすい言えます。

【カラー】

シリコンジャケットはカラーバリエーションが非常に豊富です。端末によっては、8種類ものお色をご用意しております。うち、基本的には不透明ですが、クリアのみ乳白色の半透明となっております。

一方、TPUは赤や青といったお色も半透明処理となります。端末のバックカバーも若干透けて見えますので、デザイン重視の端末を完全に隠してしまいたくない、というお客様に宜しいかと思います。

【物理的な形状】

共通して言えることですが、ハードコーティングやラバーコーティングのハードジャケットと異なり、これらのソフトジャケットは液晶の縁までを覆いますので、端末を保護する部分がより広いと言えます。iPhone 3GシリーズやGalaxy Sなど、液晶の縁が金属の端末は傷が付きにくくなります。

しかしながら、端末のフォルムが若干厚ぼったくなる傾向があります。昨今、弊社では0.8mm厚のシェルジャケットをリリースしておりますが、元々のシルエットをほとんど崩さないこれらのジャケットと比較した場合、スリムさが損なわれる傾向があるかと存じます。

私としては、TPUの方がシリコンよりもシャープさが保たれる印象です。

追記:厚みに関しましては、TPUと比較した場合、シリコンが極端に厚いというわけではございませんが、実際に装着してみるとTPUの方がスリムに見えます。シリコンジャケットは柔らかいため、必然的に前面の縁にかかる部分を広めに取らざるを得ないのですが、それがフォルムに影響しているようです。

【コストパフォーマンス】

どちらも1,280円(弊社通販価格)と、シェルタイプのジャケットやレザーケースの1,980~2,480円(同上)よりもお求め易く最初の1品として最適かと存じます。

要約

<シリコンの特徴>

  • TPUよりもやわらかい
  • 端末への装着がしやすい
  • より手に馴染む
  • カラーバリエーションが豊富
  • 基本的に不透明なので端末の素の色が活かしにくい。
  • 比較的厚い。 TPUよりも、ぼてっとして見える。(厚く見える)

<TPUの特徴>

  • ソフトタイプに属するがシリコンよりも硬い
  • 端末への装着は若干しづらい
  • カラーバリエーションが少ない
  • 透明度が高く端末の素のデザインを活かしやすい
  • 装着したときにシリコンよりもスリムに見える(薄く見える)
  • シリコンよりもほこりが付きにくい。

ということのようです。

シリコンの問題点であった「ホコリが付きやすい。ポケットに入りにくい」という点には触れられていなかったので、特殊加工による改良によってこういった課題は既に解決されているようです。 いくらか改善されているようですが、この点についてはTPUの方が優れているようです。

また、ソフトジャケットとハードジャケットの違いについても書かれていて、ソフトジャケットは端末の縁までカバーできる点が有利であり、ハードジャケットは薄さ・シャープさの点で有利であるということです。ということは、前記事で紹介したハイブリッドタイプはソフトとハードの両方の利点を併せ持つ、実に理にかなった製品だということですね。

ケース・ジャケットを選ぶ際の参考になれば幸いです。

レイ・アウト担当者様、丁寧なご返答本当に有難うございました。