ASUSは、タブレットドックと合体する風変わりなスマートフォン「PadFone」を、MWC2012にて正式発表しています。昨年の5月から何度も披露されてきましたが今回が正式なものとなるようで、詳細なスペックも公開しています。
「PadFone」はAndroidスマートフォンとタブレットドック(PadFone Station)から成る製品です。スマートフォン単体で使うことももちろんできますが、タブレットドックと合体して使うことで10.1インチの大きいスクリーンで映像を楽しめるほか、タブレットドックに別途搭載された6,600mAh大型バッテリーをスマートフォンと共有することができます。
タブレットドックの構造はディスプレイとバッテリーのみとなっており、CPUやメモリーなどは備わっていません。その構造ゆえ、スマートフォンと合体させた時にも画面やシステムの状態は維持され、シームレスに大きい画面へと移行されます。
そしてさらにタブレットドックをオプションのキーボードドックと合体させることもできます。同社が販売中のEee Pad Transformerと同様、ノートパソコンのように使用することができ、また、キーボードドック側にも別途バッテリーが搭載されているために、さらなる長時間駆動を実現します。
スマートフォン側のスペックは、Android 4.0、4.3インチQHD-Super AMOLED、1.5GHzデュアルコアCPU(Snapdragon S4 8260A)、1GB RAM、16/32/64GBストレージ、背面800万画素(AF、Flash、f値2.2)/前面130万画素カメラ、1520mAhバッテリーという内容。サイズは128×65.4×9.2mm、重さは129g。タブレットドックのサイズは273×176.9×13.55 mmで、重さは724g。
今年4月にグローバル市場向けに出荷予定となっています。
スペック
PadFone
- 端末サイズ:128×65.4×9.2mm
- 重さ:129g
- ディスプレイ:4.3インチ QHD(960×540) Super AMOLED ゴリラガラス
- OS:Android4.0(Ice Cream Sandwich)
- CPU:1.5GHzデュアルコア(Qualcomm Snapdragon S4(MSM8260A))
- RAM:1GB
- ROM:16/32/64GB
- 外部メモリー:microSD/microSDHC
- カメラ:800万画素(オートフォーカス、LEDフラッシュ、f値2.2、1080pフルHD動画撮影サポート)
- フロントカメラ:130万画素
- 無線LAN:IEEE802.11 b/g/n
- Bluetooth:4.0
- 対応周波数:WCDMA(900/2100)、EDGE/GPRS/GSM(850/900/1800/1900)
- センサー:重力センサー、電子コンパス、ジャイロセンサー、近接センサー、光センサー、モーションセンサー、GPS/A-GPS
- 外部端子:3.5mmオーディオジャック、microUSB、microHDMI、ドックコネクタ
- バッテリー:1,520mAh
PadFone Station
- 端末サイズ:273×176.9×13.55mm
- 重さ:724g
- ディスプレイ:10.1インチ TFT液晶 ゴリラガラス
- フロントカメラ:130万画素
- センサー:バイブレーションセンサー
- 外部端子:3.5mmオーディオジャック、microUSB、ACアダプター
- バッテリー:6,600mAh
- その他:ハイクオリティースピーカー
情報元:ASUS