ソニーは23日、Xperia向けのAndroid4.0ベータ版ROMを公開しました。実際にXperiaで動作させている動画も公開されています。
同社は昨年末にもアルファ版ROMを公開していますが、ベータ版ではUIの更新や通信機能の有効化などが行われています。主な更新内容は以下のとおりです。
- UIの更新
- Android4.0のUI要素を追加。最新モデルであるXperia Sで導入されたUI機能を追加。
- ロック画面の機能追加
- ロック画面から直接カメラへアクセスするためのショートカットを追加。また、ロック画面に音楽コントロールアイコンし、ロックを解除しなくても音楽プレイヤーを制御できるようにした。最終的なアップグレードでは、フロントカメラ搭載モデルに対しフェイスアンロック機能が追加される予定。
- 3G通信とFMラジオの有効化
- 認証がとおったので、GSMモデムとFMラジオが有効化された。
- Eメールアプリの更新
- UIの更新。
- クイックダイヤル
- 迅速かつ簡単に電話をかけることの出来るクイックダイヤル機能を追加。
なお、今回のベータ版ROMでもまだBluetoothやWi-Fi、Gmail、Google Mapsは使用することができません。また、用意されたROMはXperia arc S用、Xperia NeoV用、Xperia ray用となっており、Xperia arcやneoでは使うことができません。いずれもブートローダがアンロックされている必要があります。
ダウンロードやインストール手順はこちらのページで確認することができます。
ソニーは、2011年モデルのXperiaにAndroid4.0 ICSアップデートを提供する考えであることを明らかにしています。提供時期は正式には発表されていませんが、来年今年3月までには提供されると伝えられています。