ドコモから来月発売予定のソニー・エリクソン製スマートフォン「Xperia NX SO-02D」に触れてきましたので感想を書きます。
カラーはブラックとホワイトの2色。両方ともつや消し加工で、しっとりとしています。黒系統だと指紋が目立つので、つや消しだと嬉しいですね。素材はプラスティックですが、塗装が少し変わっていて何処か上質な印象を受けました。
左側面にはmicroUSBポートがあります。カバーが付けられています。
右側面にはボリュームボタン、カメラボタン、そしてシールが貼られていて見えにくいのですがmicroHDMIポートもあります。同じくカバーが付いています。ボタン類はすべて金属製となっています。これが高級感と重厚感をムンムンと出していて、非常に格好が良いです。
上面にはオーディオジャックと電源ボタンがあります。電源ボタンもやはり金属製です。オーディオジャックの縁にも金属が使われています。底面にはストラップホールがあります。
背面にはカメラ、フラッシュ、スピーカー、サブマイク、Sony Ericssonマーク、XPERIAロゴがあります。カメラレンズ周りも金属です。下部には本機の最大の特徴とも言える「Floating Prism」があります。
この部分は透明になっていて、裏側が透けて見えます。そしてこの中にホームやバックといったキーのマークが描かれていて、本体を動作させた際などにふんわりと白く光ります。こういう遊び心のあるギミックは個人的には大好きです。でも人に話しても「へぇー」としか言ってもらえない予感はします。
ちなみにfloating prismの下の部分にはアンテナやバイブ装置が入っているそうです。
前面上部にはセンサー類、フロントカメラ、Sony Ericssonロゴがあります。
下部にはタッチセンサー式のナビゲーションキーがあります。各キーのマークはFloating Prism部分に描かれていますが、タッチして反応するのはその上の白いドットの部分です。タッチセンサー式のナビゲーションキーでは、一般的にはマーク部分をタッチすることで反応するようになっているので、思わずFloating Prism部分を誤ってタッチしてしまいます。また、タッチ感度もあまり良くなく、ホームボタンを何度も繰り返しタッチしてようやく反応するといったシーンもありました。
背面は横方向にもラウンドしていますが、縦方向にも緩やかにラウンドしています。全体的にスクエアな形状で四隅が尖っているので、縦方向に湾曲させてフィット感を維持しているようです。
大きさは、寸法上はXperia arcよりも縦に3mm、横に1mm増しているだけで大差無いように感じますが、実際に持ってみると一回り大きくなった印象を受けます。中央部分に厚みがあるのでボリューム感を感じるのでしょう。arcは華奢(きゃしゃ)で繊細なイメージですが、NXはどっしりと存在感の強いものとなっています。
重さも手に持って比べてみると結構の違いを感じます。とは言え重くて持つのが大変というほどではありません。大きさも重さも、私は許容範囲内です。
外観の感想はこんなところです。
次に中身ですが、Xperia acro HDとほとんど同じ感想でしたので、まだご覧になっていない方は『「Xperia acro HD IS12S」ファーストインプレッション』を御覧ください。
以下補足です。
ディスプレイは非常に綺麗でした。またカメラも明るく綺麗な写真が撮れました。
プリインストールアプリ一覧です。カレンダーや電話アプリまでドコモ標準のものが用意されていました。
ドコモ標準の電話アプリとカレンダーアプリ。前からありましたっけ、こんなの。
ラジオアプリはこんな感じ。UIが大幅に変わっています。右の写真は進化したPOBox Touchです。手書き入力ができるようになっており、反応や解析も良く実用的だと感じました。ソーシャルIMEにも対応しています。
マルチタッチ時に同時認識数は「10点」でした。Quadrantのスコアは「3001」でした。
ストレージは約26GBが写真や動画、音楽などの保存先となる内部ストレージとして、約2GBがアプリ保存先となる本体メモリーとして用意されています。音楽や動画を全部入れて持ち歩きたいという場合以外は十分な容量でしょう。アプリも大容量のアプリを多数入れなければ大丈夫だと思います。
Androidバージョンは2.3.7。カーネルバージョンは2.6.35.11-307003+SEMCUser@SEMCHost #1、ビルド番号は6.0.A.1.180となっていました。
総評
デザインはかなり好きです。落ち着いた雰囲気で上品さがあり、男女や年齢問わず広く受け入れられそうです。
動作は全体的に軽快であり、これだけ動けはストレスを感じたり困ったりすることは無いと思います。また、Xperia arcで不評だった本体メモリーの少なさも解消されており、使いやすさはかなり増しています。(ナビゲーションキーだけは慣れが必要で、可能であればもう少し感度を高くしてもらえると良いなといったところです。)
今作は「原点回帰」をひとつのテーマにしていたようですが、薄さや軽さだけを不用意に意識したものにせず、王道のスタイルにまとめてきたのは評価できます。所有欲を掻き立てられる魅力的なデバイスです。
自分もNXをラウンジで触ってきたんですけど、確かにセンサーキーの感度があんまりよくなかったですね。
係員の話だと、発売までにはよくなるって話でしたよ。
発売までには良くなるのですか。これは良いことを聞きました。
私も購入を迷っているので気になっていました。
コメントありがとうございました!