ドコモは、販売中のスマートフォンGalaxy S II SC-02Cに、テザリングに起因する不具合があることを明らかにしました。利用中のユーザーへダイレクトメールを送付している模様です。
発生している不具合は、SC-02Cの一部のソフトウェアバージョンにおいて、テザリングを利用した後に、本来は発生しない定額上限額以上のパケット通信料が発生する場合があるというものです。
テザリングでの通信は「spモード」や「mopera U」とは異なるAPNが使用され、テザリング終了後は自動的に元に戻るようになっていますが、このたびの事象ではAPNが表面上は元に戻っているのにもかかわらず、内部的にはテザリング利用時のAPNのままで通信を行なっていることが判明したということです。
原因について、「2011年10月20日から提供開始したソフトウェアの一部不具合」としています。
不具合の対象となるユーザーは、SC-02Cのビルド番号が「GINGERBREAD.OMKJ4」であり、かつテザリングを使用したことがある人、となっています。ビルド番号は本体設定の端末情報→ビルド番号にて確認できます。
事象の改善方法について、2012年1月10日に開始された機能バージョンアップを行うことで本事象が改善されます。
ドコモは、本事象により本来は発生しない定額上限以上のパケット通信料が発生した可能性のあるユーザーに対して、パケット通信料の返還を行います。対象のユーザーには請求書等で案内するとしています。なお、機能バージョンアップによって本事象は改善することができるため、2012年2月以降の利用分については、返還対象外となるということです。
情報元:ダイレクトメール