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Android向けFirefox 9の正式版が登場、タブレット向けの新しいユーザーインタフェースを追加

Firefo9 for android

Firefo9 for android

モジラは12月21日、Android向けWEBブラウザ「Firefox for Android」の最新版となる「Firefox9 for Android」の正式版をリリースしました。Androidマーケットからダウンロードできます。

Firefox9では、タブレット向けの新しいユーザーインターフェースが追加されています。タブレットの大画面を活用してブラウジングをより直感的なものにするため、「タブ」や「スマートスクリーン」などの機能がタブレット向けに最適化されました。

具体的には、上図のようにタブは左端のパネルにサムネイルとして表示され、右側でフルサイズの Web ページを見ながら、すばやく切り替えることができるようになっています。タブ部分を左にスワイプすれば、タブを隠してWebページのみを全画面表示することもできます。また、端末を縦に持ち替えて画面を縦向きにしたときは、タブは左上のメニューに収納され、必要ないときは隠すことができます。

ロケーションバーの横にあるメニューボタンをタップすると、設定、アドオン、ダウンロードなどの一覧を開くことができます。アクションバーには、PC版と同じ戻る、進む、ブックマークのボタンを配置し、操作性が向上しています。ブックマークボタンをタップすると、お気に入りに登録したるサイトやWebアプリケーションのアイコンをAndroidのホーム画面へ追加でき、一般的なアプリと同じようにワンアクションでWebアプリケーションを起動することができます。

開発者向けには、HTML5のinput要素からAndroid端末のカメラにアクセスできるようになりました。このAPIをWebサイトやWebアプリケーションに実装すると、スマートフォンやタブレットに備わっているカメラを使って写真を撮ったり、バーコードをスキャンしたりといった操作を、ユーザがブラウザ上で直接行えるようになります。さらに、HTML5 のフォーム検証APIにも対応しました。

そして間もなく、Firefox10のβ版もAndroidマーケットで公開される予定です(記事執筆時点ではまだダウンロード不可)。Firefox10ではメモリ使用量が大幅に削減されるほか、開発者向けとしてバッテリーステータスAPIに対応します。

情報元:Mozilla