4月9日、AppleがiPhone OS 4.0を正式発表。リリースは今年の夏。
100の機能を追加したとのことで、そのうちのひとつが期待されていたマルチタスクへの対応。マルチタスクの利便性はAndroidで証明済みだ。これに よって、他のアプリを立ち上げて作業しているときでも、着信できたり、音楽を聴いたりすることが出来るようになる。またアプリ同士の連携といったユニーク な楽しみ方も生まれるのかもしれない。
気になったのはバッテリー消費のこと。マルチタスクに対応させることでバッテリー消費が激しくなるらしい。Android端末の電池持ちが悪いのは、マルチタスクが原因だったのかな。
それともうひとつは、同時に組み込まれる「iAd」と呼ばれるモバイル広告プラットフォーム。開発したアプリに広告を追加する仕組みで、これによってアプリ開発者が広告収入を得られるようになるとのこと。アプリ自体の課金だけではなく広告収入も得られるとなれば、さらにアプリ開発は活性化されるはずだし、無料アプリの割合も高くなって消費者側にも有効に働くのかもしれない。
余談だけど、Appleがモバイル用検索エンジンのリリースを予定しているらしい。なんでも、現状iPhoneのデフォルト検索エンジンはGoogleなんだけども、それだとiPhoneから検索された履歴を根こそぎGoogleに持っていかれてしまうんだと。ユーザーの行動パターンやセグメントなどの情報はWEBサービスを展開していく上でとっても大事な財産なので、AppleはそれをGoogleが手に入れることを恐れているわけだ。でもよく考えてみるとGoogleは世界中の情報を手に入れることでここまで大きくなったわけだから、そういった情報の価値は想像を遥かに超えるのものなのかもしれない。