※画像はwirelesswire.jpより転載
ドコモの山田社長は11月29日に行われたモバキャス事業に関する説明会にて、モバキャス対応スマートフォンを1機種、タブレットを1機種、計2機種を、モバキャスのサービス開始時点(2012年4月)までに用意する予定であることを明らかにしました。また、5月に行われる新機種発表会にてさらに5機種(スマートフォン3機種、タブレット2機種)を追加で発表し、9月までに発売する考えであることも明らかにしています。2012年の冬モデルでは、発表する新機種のうち半分がモバキャス対応端末になるそうです。
モバキャスは携帯端末向けのマルチメディア放送です。テレビ番組をワンセグの約10倍相当の高画質でリアルタイム視聴できます。また、映画やドラマ、マンガ・小説・音楽・ゲームなど、映像に限らずさまざまな形式のサービスが利用できます。サービスは有料課金型で、月額420円。
スマートフォンでもHDディスプレイ(1280×720)が主流になりつつありますし、従来のワンセグでは解像度的に限界が来ています。モバキャスが利用可能になることにより、スマートフォンで快適なテレビ視聴ができるようになることでしょう。さらにモバキャスは「シフトタイム・コンテンツ」という技術が採用されており、コンテンツを自動的にスマートフォン内に蓄積してくれるため、地下や屋内でも利用出来るという利点もあります。
また、モバキャスはドコモの通信網ではなく独自の放送網で情報を発信するため、データオフロードの役割もあるのだそうです。
今のところはドコモ向けに提供されますが、恐らくは今後、他のキャリア向けにも提供されることになるのではないでしょうか。