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【さりげなさが格好良い】Vision SoftBank 007HWの実機レビュー

今月6日に開催されたVision 007HWブロガーズミーティングで、007HWの実機をお借りすることができましたので、レビューをしてみたいと思います。

007HWはSoftBankから9月16日に発売となっています。メーカーは、データ通信端末シェア国内No.1のファーウェイです。おしゃれな外観とシンプルさが魅力のスマートフォンです。

同梱品は007HW本体のほか、ヘッドセット、ACアダプター、USBケーブル、各種マニュアル類です。

イヤホンは普通のタイプ。

ACアダプターはUSBケーブルを挿して使います。

本体をあらためて正面から見るとこんな感じです。007HWの特徴は、外観の美しさ、そして持ちやすさにあると私は思っています。写真だと伝わりにくいのですが、ラウンドガラスタッチディスプレイによって、ディスプレイ表面がやや膨らんでいます。実際に見てみるとこの膨らんだディスプレイが水々しくて非常に格好がよく、ラグジュアリーな印象を受けます。ほかのAndroid機には無い独特な色気があります。

特殊な形状のディスプレイなので保護フィルムがあるのかなと心配になりましたが、検索したら普通に販売されていました。

背面もこのように丸みを帯びていて、筐体全体が1つの平たい石のようです。

背面の大部分(色が薄くなっている部分)がアルミ素材のため、カラッとクールな手触りです。背面上部と下部の素材はプラスティックですが、少しラバーっぽい手触りになっていて、落下防止にひとやく買っています。

左側面にはボリュームボタンがあります。緩やかに丸みを帯びているのが分かります。

右側面には何もありません。非常にシンプルです。

厚みは11mmとなっていて最近の機種のなかでは特別薄いわけではないのですが、丸みがあるために横から見ると寸法以上にスリムに見えます。また、手に持ってみると程よい厚みであることに気が付きます。

こんな感じでいろんな確度で無造作に握っても、角がないために手へのストレスが全くなく、持っているだけで妙な気持ちよさを感じます。またこの形状だと、スリムなパンツを履いていてもポケットにスルッと入ってくれます。

幅は60mmしかなく、手が小さな女性でもしっかりとホールド出来ると思います。

上面には電源ボタンとオーディオジャック。

底面にはmicroUSBポートとマイクがあります。

ボタンやポートは本当に必要最低限に絞られています。このシンプルさがたまりません。

手持ちのGalaxy S II SC-02Cと大きさ比較をしてみると、コンパクトさや丸みが際立って見えます。

iPhone4Sと並べてみました。サイズ感は似ていると思います。007HWの方が0.2インチディスプレイが大きいのですが、横幅は然程変わりませんね。寸法上は1.4mm iPhone4Sの方が幅が狭いです。

iPhoneと並べても負けないセクシーさ・ラグジュアリー感があります。

厚さはiPhone4Sが9.3mm、007HWが11mmですが・・・。どうでしょう、私は007HWの方が不思議と薄く見えます。丸みがあるからだと思います。

ナビゲーションボタンはタッチセンサー式です。検索ボタンがあるのはやっぱり良いですね。気になった時にタッチひとつで直ぐに検索画面に遷移します。

ホーム画面です。至ってシンプルです。画面下のドックは好きなアイコンを4つ配置できます。

アプリ一覧は横スクロール式です。やっぱりシンプルです。アイコンの並べ替えなどはもちろんできます。

基本的にはAndroid標準のUIがそのまま使われていて実にシンプルにデザインされているのですが、こだわるところにはちゃんとこだわっていて、文字入力には「FSKAREN」が採用されています。

先日の記事でも紹介しましたが、「タッチジェスチャー機能」を搭載しており、かな・英・数の文字種類をフリック操作で切り替えることができます。一般的な入力アプリでは、2度、3度とトグルで切り替える必要がありますので、これは楽ちんです。

ケータイ入力やキーボード入力などの入力方法もフリックで切り替えることができますし、

上下左右のカーソル移動もフリックで切り替え可能です。また、キーボード入力時、同じくフリック操作で数字や記号を画面を切り替えること無くフリック操作で入力することも可能です。「タッチジェスチャー」は本当に便利な機能です。

手書き入力にも対応しています。とにかく多機能で、やりたいことは大抵できてしまう優れたIMEアプリです。

ホーム画面のテーマ変更にも対応しています。「きせかえ.Lab」というアプリが組み込まれていて、一発操作でホームの雰囲気をガラリと変更することができます。

左が選択画面で、右が適用したところです。壁紙のほか、ドックの背景や、アプリ一覧を表示するボタンまでデザインが変更されています。

きせかえ.Labのサイトから好きなテーマをダウンロードして追加することも可能です。外観が個性的な端末だけに、中身のデザインにもこだわりたいですからね。しかも手軽に。

ベンチマークをまわしてみたところ、1600という値になりました。1GHzシングルコアCPU+512MBのRAMという構成の端末の中では平均的な値になるかと思います。

実際の動作速度ですが、ホーム画面の遷移やアプリの起動/終了など、基本的な動作においては十分快適に動いていました。ぬるぬる動くというよりは、サクサクと軽快に動くといった感じです。しかし一部動作にもたつきがあるシーンもありました。

マルチタッチ時の同時認識数は5点でした。今年の秋モデルでも2点までしか認識しない機種もありますので、この点は優秀と言えます。

Androidバージョンは新しい部類に入るAndroid2.3.4が採用されています。

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かなり長くなってしまいましたがこんなところです。

外観がかなり格好良い端末なので、ケースなどせずに多少ラフに使うのが似合うと思います。個性的で、かつシンプルさを求める方にはちょうどよい機種なのではないでしょうか。