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NVIDIA新プロセッサ「Kal-El」―、優れた省電力性の理由は”第5のコア”に有り

NVIDIAの次期モバイルプロセッサ「Kal-El」に、メインコアのほかに第5のコアとなる「コンパニオン・コア(Companion Core)」が存在することが明らかになりました。

コンパニオンコアはメインコアとは独立して動作し、負荷が低い状態ではコンパニオンコアのみが最大500MHzの低クロックで動作し、消費電力を抑える働きをするそうです。

Kal-El(仮:Tegra3)は現行Tegra2の約5倍のパフォーマンスを持つとされ、よりパワフルなプロセッサとなっていますが、省電力性においてもNVIDIAは「全てのシナリオでTegra2よりも同等以上に優れている」と主張してきました。こう主張できる理由はこの”第5のコア”にあったようです。

この度公開されたホワイトペーパー(公式仕様書)によれば、Kal-Elの消費電力はTegra2と比較して、待機時で28%減、MP3再生時で14%減、HD動画再生時で61%減、ゲームでは34%減となっており、また、他社(TIやQualcomm)の現行製品と比較して、消費電力が半分から三分の一、同等の消費電力ではスコアが約2倍という結果が示されています。

Kal-El搭載端末のリリース時期は一応”今年中”ということになっていますが、噂ではまずはタブレットが先行して10月に発売され、スマートフォンは11月になるということです。

高いパフォーマンスと低消費電力が同時に手に入るわけですから、これは大きな楽しみです。

情報元:Engadget