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7インチHoneycombタブレットを比較

7インチハニカムタブレット比較

7インチハニカムタブレット比較

※更新:ICONIA TAB A100の日本発売が決定。スペックを国内版のものに変更。

7インチタイプのHoneycomb(Android3.x)搭載タブレットが国内でも今月下旬から登場します。国内最速で発売される見込みとなっているのが、EMOBILEのシャープ製端末「GALAPAGOS A01SH」です。続いてこの度発売が延期されることになったCamangiの「Mangrove 7」が9月末~10月に発売となる見込みです。また、今月12日に米国で発売されたAcerの「ICONIA TAB A100」も、時期こそ検討がつきませんが国内販売される可能性が高いと私は見ています。(※追記:国内販売が決定しました。10月下旬発売です。)

と、まあこんな感じで7インチタイプのHoneycombタブレットが下半期にかけてドカドカっと投入される予定なので、それぞれの違いについて検証してみました。

ちなみにタブレットのディスプレイサイズの主流は現在のところ10インチだと言われています。ゲームや映像などを大画面でガッツリ楽しめるというのがタブレットの大きな魅力の1つだからです。Motorola XOOMを筆頭に、Eee Pad Transformer、REGZA Tablet AT300、Thinkpad Tablet/IdeaPad Tablet、ICONIA TAB A500など、ラインナップも豊富です。

しかし大型タブレットにはタブレットの代名詞的存在とも言えるiPad2(9.7インチ)が存在することもあり、iPad2とはまた違った活用方法を見出すことの出来る小型のタブレットにも注目が集まっています。

スペック表

製品名 Mangrove 7 GALAPAGOS A01SH ICONIA TAB A100
メーカー Camangi SHARP Acer
価格 49,800円 44,800円 4万円前後
発売時期 2011年9月末~10月初旬 2011年8月30日(発売済み) 2011年10月下旬
端末サイズ 185×122×11.92mm 122×195×11.9mm(最厚部12.6mm) 117×195×13.1mm
重量 380g 389g 410g
ディスプレイ 7インチ、WSVGA(1024×600)、TFT液晶、静電容量式、マルチタッチ、ゴリラガラス 7インチ、WSVGA(1024×600)、TFT液晶、静電容量式、マルチタッチ、LEDバックライト 7インチ、WSVGA(1024×600)、TFT液晶、静電容量式、マルチタッチ、ゴリラガラス
OS Android3.2 Android3.2 Android3.2
CPU 1GHzデュアルコア(NVIDIA Tegra2) 1GHzデュアルコア(NVIDIA Tegra2) 1GHzデュアルコア(NVIDIA Tegra2)
RAM 1GB 1GB 1GB
ストレージ 8GB 8GB 16GB
メインカメラ 500万画素、AF、LED Flash 500万画素、AF、LED Flash 500万画素、AF、LED Flash
サブカメラ 200万画素 200万画素 200万画素
Wi-Fi IEEE 802.11 b/g/n IEEE 802.11 b/g/n IEEE 802.11 b/g/n
Bluetooth 2.1+EDR 2.1+EDR 2.1+EDR
3Gモジュール 非搭載 非搭載 非搭載
外部メモリー microSD/microSDHC microSD/microSDHC microSD/microSDHC
外部端子 microUSB、microHDMI、3.5ミリオーディオジャック microUSB、microHDMI、3.5ミリオーディオジャック microUSB、microHDMI、3.5ミリオーディオジャック
センサー GPS、加速度センサー、ジャイロセンサー、デジタルコンパス、光センサー、接近センサー GPS、加速度センサー、ジャイロセンサー、デジタルコンパス、光センサー GPS、加速度センサー、ジャイロセンサー、デジタルコンパス、光センサー、接近センサー
バッテリー容量 3,200mAh 3,240mAh 3,060mAh
その他 FMラジオ内蔵、耐環境性能:温度-20~70℃(保存温度)、-15~55℃(動作保証温度)、湿度5~95%(保存湿度)、10~90 %(動作保証湿度) GALAPAGOS App for Tablet、AQUOSリモート、アルミニウム素材 ATOK

違いについて

価格で選ぶならICONIA TAB A100が圧倒的に低価格です。日本投入についてもまだ未確定の状態ですが、仮に投入されることになればやはり似通った価格設定になると思われます。(※追記:ICONIA TAB A100の国内販売が決定しました。店頭想定価格は4万円前後と、他2つよりも5000円程度安く、さらに内蔵ストレージが倍の16GBとなっていますから、やはり圧倒的な割安感です。)

基本スペックはどれも同じで、Android3.2、1GHzデュアルコアCPU、1GBのRAM、8GBのROMといった構成です。カメラの画素数やフロントカメラ搭載についても同じです。外部端子や外部ストレージの対応状況も同じですね。(※追記:ICONIA TAB A100の国内版は16GBのROMが採用されました。)

端末サイズや重量はMangrove 7が優れているようです。逆にICONIA TAB A100は470gと重さが目立ちます。高い携帯性を売りにする7インチタイプにとって重量は生命線とも言えるかもしれません。(※追記:ICONIA TAB A100の国内版は重量が約410gと、他2つと大差が無くなりました。)

Mangrove 7は高い耐環境性能が特徴です。高温になりがちな車内での利用も想定されているとのことで、ダッシュボード上でカーナビとして利用するには最適かもしれません。ちなみにiPadの動作保証温度は0℃~35℃程度らしいです。また、パネルにはゴリラガラスが採用されています。

GALAPAGOS A01SHはシャープ製だけあって、他のシャープ製メディア機器との連携が優れています。「AQUOSリモート」機能により、チャンネル選択や番組検索など、AQUOSやAQUOSブルーレイを操作することも可能です。それと「GALAPAGOS App for Tablet」により辞典アプリなどの実用的なアプリが使えるという利点があります。

ルックス的な問題で言ったらGALAPAGOS A01SHが優位かもしれません。アルミが使われていて高い質感を実現しているのだとか。

全体的に見るとどれもそう変わりませんね。しかしスペックだけで判断できないのが動作速度やタッチ性能です。その点信頼度が高いのは実績のあるSHARPとAcerのICONIA TAB A100でしょうか。特にAcerは10インチのICONIA TAB A500である程度評価を得ていますので堅いかもしれません。

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