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Android版Chromeがバージョンアップで安定性や応答性が向上、ジェスチャー機能を強化したver30のベータ版も登場

Chrome for Android

Chrome for AndroidGoogleはAndroid版Chromeアプリの最新版をGoogle Playストアで公開しました。

新バージョンとなる「ver29.0.1547.59」では、起動のパフォーマンスと安定性の向上、およびページの最後に到達したときのスクロールの応答性と視覚的な表示の改善が行われています。

Google Playのレビューによれば、このアップデートではフォントの変更も行われているようです。しかし「中国語の字体のようになってしまった。」と、あまり評判はよくありません。

Googleはこの日、Android版Chrome30のベータ版の配信も開始しています。メジャーアップデートとなるバージョン30では、ジェスチャー機能が強化され、より少ない手順で操作することが可能になりました。

chrome_30

まず、アドレスバー上で左右にスワイプするとシームレスなタブの切り替えが。上下にスワイプすれば開いているタブの一覧が表示されるようになりました。タブの切り替えについて、これまでは画面上の全ての位置でジェスチャー判定があり、意図しないタブの切り替えが発生することがありましたが、判定箇所がアドレスバー上のみに変更されたことによりその問題が改善されています。

次に、ページをダブルタップ後、上下にスワイプするとページの拡大・縮小ができるようになりました。また、メニューボタンを下にスワイプするとオーバーフローメニューが表示され、指をディスプレイから離さずにそのまま項目を選択可能になりました。たとえばワンタップでブックマークにアクセスできます。

ジェスチャー以外の変更点としては、アドレスバーの左に「+」アイコンが追加され、タップすると新規タブを一発で開くことができるようになりました。さらに、ページ上の画像をロングタップして表示されるメニューに、「Search Google for this image」が追加されました。タップすると該当の画像をGoogle検索し、同じ画像を使った記事や、類似する画像の検索結果が表示されます。

これら新機能はベータ版として一定のテストを経た後、徐々に安定版に盛り込まれることになります。

情報元:Google

※本文を一部修正・変更しました。