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NECカシオの薄型防水スマートフォン「MEDIAS WP N-06C」のスペックが明らかに。なんとテザリングも正式サポート

3月15日に発売されたばかりのNECカシオMEDIAS N-04Cの防水タイプとなる「MEDIAS WP N-06C」のスペックが明らかになっています。噂ではずっとMEDIAS Xとされていましたが、ウォータープルーフを表す「WP」が使われています。

気になった点やMEDIAS N-04Cとの簡単な比較をしてみたいと思います。

N-04Cとの違いが一番気になるところだと思います。端末サイズが127×62×7.7mmから128×64×7.9mmに微増しています。重さも約10g程度増えています。10g増えると体感的にも少し違いが分かると思います。ディスプレイには変化はありません。OSのバージョンがAndroid2.3になっていますが、N-04Cも夏に2.3になりますので変わりありません。タイミング的にはN-06Cのリリースのほうが早いかもしれません。

CPUは噂どおり1GHzに変更されています。Xperia arcと同じQualcomm MSM8255が使われているという情報を得ています。この変化は大きいですが、マイナスに転じる可能性もあります。発熱と電池持ちに悪影響を及ぼす可能性があるからです。敢えてかどうか分かりませんが、連続稼働時間の記載がありません。ROM、RAMともに同じサイズです。

日本語変換エンジンとして新たにT9が加えられています。カメラ周りの仕様は一切変更されていません。下り最大14MbpsのFOMA HIGH SPEEDに対応するようになりました。Bluetoothの対応プロファイルにSPPが加えられています。

それと、ここでは記載されていませんが、テザリングも正式にサポートするようです。最大5台までの機器をネットに繋ぐことができます。

N-04Cとの違いはこんなところです。

防水性能はIPX5、IPX7となっており、東芝製スマートフォンT-01C、IS04と同じです。ディスプレイの仕様は同じで、ゴリラガラスの採用も継承しています。人気家電ブランド「amanda」とのコラボデザインがあるようです。

N-06Cだけのオリジナルアプリがたくさん追加されているようです。パンフレットの作り自体もそうですが、全体的に女性をターゲットにしていることがわかります。ウォータープルーフってそもそも台所仕事が多い女性に向いた仕様ですからね。

右画像の中程に「テザリング」の文字が見えます。無線LANでPCとワイヤレス通信ができるMEDIAS LINKという機能が追加されています。

N-04C

この見取り図は以前にもリークされたものですが、改めてN-04Cとの比較をしてみます。左がN-06C、右がN-04Cです。

大きく変わったのは前面にある操作ボタンです。N-06Cではタッチ式に変更されています。ボタンが押しにくいとされていたN-04Cですが、これでいくらか改善されたのかもしれません。また、ボリュームボタンの位置も背面上部に移動しています。手持ちの端末で予行してみましたが、思ったより押しにくくないのかもしれません。ですが特殊なのは確かです。ワンセグ用アンテナの形状?が異なっています。

以上ですが、新型というには時期が早すぎますし、単に防水仕様というには違いがありすぎます。一説にはドコモが3月中にどうにかして新製品を出したいと煽ったばかりに、やや中途半端な状態でN-04Cはリリースされてしまったと言われていますが、この両者の違いを見るとなんだかそんなことも確かにあったのかなと思ってしまいます。完成度の高い端末に仕上がっていると思います。

ただ一点気がかりなのは、バッテリー容量と電池持ちについてです。