予約していたKindle Fire HDが届きましたので、早速開封レビューをお届けしたいと思います。
まずは簡単なおさらいから。
Kindle Fire HDは12月18日より国内販売が開始された、アマゾン独自のタブレット端末です。Android OSがベースとなっていますがアマゾンによるカスタマイズが施されており、アマゾンの提供する各種サービスが簡単に利用できるようにインターフェースや機能が整えられています。Androidがベースとなっているので、ゲームなどのAndroid向けアプリも利用することができます。
ディスプレイは7インチWXGA(1280×800)液晶。CPUは1.2GHzデュアルコア(OMAP4460)で、RAMは1GB。内蔵ストレージは16GBと32GBの2モデルが用意されています。SDカードには非対応です。通信はモバイルネットワークには非対応で、Wi-Fi(IEEE802.11 a/b/g/n)やBluetoothに対応しています。外部端子はmicro USB、micro HDMI出力、3.5mmオーディオジャックを装備。GPSには非対応となっています。
外箱はアマゾンらしく(?)ダンボール素材です。
ありがちなアップル製品に似せたデザインではないので、新鮮味があってよろしいかと思います。
上部の開け口をペリペリとめくると開封できます。
開けるとタブレット本体と冊子が見えます。
タブレットを取り出すと、USBケーブルが顔を見せます。
ということで、同梱品はタブレット本体、USBケーブル、マニュアル等冊子のみになります。Kindle Fire HDを約4時間で充電可能な急速充電器(ACアダプタ)が990円で別売りされています。
マニュアルは日本語も用意されています。本体部位と充電についての簡単な説明しかない、至ってシンプルな内容です。
USBケーブルは太く、しっかりとしています。
本体、正面です。向かって上部にフロントカメラがあります。
背面です。ラバーのような加工になっていますが表面はすべすべしていて、結構すべります。指紋は目立たなくなっています。
帯の部分は金属調の仕上げとなっており、デザインのアクセントになっています。ツートンカラーがなかなか格好良いです。帯の両端はスピーカーとなっています。
側面にはオーディオジャック、電源ボタン、ボリュームボタンがあります。ボタン類はしっかりとクリック感があり、操作しやすいです。
逆サイドには何もありません。
上面にはマイクと思われる穴があります。
底面にはmicroUSBとmicroHDMI出力端子があります。HDMI出力端子はグーグルのNexus 7には無いので、ひとつの優位点になります。
前面の縁から側面にかけて、ガンメタル調の加工が施されています。重厚感があります。全体的に安っぽさはなく、価格に対して質感はかなり高いと言えます。少なくとも5万円以上で売られているようなほかのタブレット製品と比べて大きな違いは感じられません。
Nexus 7との大きさ比較です。同じ7インチディスプレイを搭載していますが、Kindle Fire HDの方が幅が広いです。
厚さはスペック上はわずかにKindle Fire HDの方が薄いですが、体感的にはほぼ同じです。
Nexus 7は楽に片手でホールドできましたが、Kindle Fire HDではギリギリです。iPad miniと大体横幅は同じです。重さは395gで、Nexus 7やiPad miniよりもずいぶんと重いです。まだ試していませんが、こうやって片手で持ち続けるのはちょっと大変かもしれません。
ただし、ベゼルがかなり広くとられているので、写真のように持ちたい時には逆にKindle Fire HDの方が良いかもしれません。画面に手が触れて誤操作を起こす心配もなさそうです。
起動してみました。ロゴが表示されます。
起動直後は初期設定に入ります。
購入時のAmazonアカウントと既に紐付けられた状態となっていました。アカウントに相違がなければ、そのまますぐに使い始めることができます。
初期設定が完了すると、簡単なチュートリアルが開始されます。一般的なAndroid端末とは全く異なるインターフェースが採用されているので、このチュートリアルは有難いです。内容も分かりやすく、すぐに理解することができました。
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開封レビューとしてはこんなところです。価格を抑えるために化粧箱が簡素化されていたりACアダプタが無かったりと価格相応なところもありますが、本体のデザインや質感は高く、キズや欠損など特に問題となるところもありませんでしたので、ここまで総合的には満足しています。
少しだけ使ってみたところ、ショッピングや電子書籍、音楽などのアマゾンサービスと非常に高いレベルで連携されていて、本当にストレス無く各サービスを利用することができました。GoogleアカウントやTwitter/Facebookアカウントとの連携も可能で、使っていく内に、より便利で幅の広い使い方を発見できるような予感がします。
次回レビューでは、搭載されている機能や、使い勝手についてお届けしたいと思っています。