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ドコモの今後の展開まとめ―、現在の売れ行きや冬モデルの傾向、Xiの高速化などについて

大手メディアが行ったNTTドコモ加藤薫社長に対するインタビューの内容を、自分が気になったところだけ抜き出して箇条書きにしてまとめました。

  • チップ不足により夏モデルの発売時期が2週間ほどスライドしたが、これによる販売数への影響は無い。
  • 2012年4月から7月9日までのスマホ販売数が280万台に達した。
  • 今期(2013年3月期)の販売目標である1,300万台は達成できるだろう。
  • Galaxy S IIIは販売数が7月11日時点で21万台に達した。年間130万台を達成する勢い。
  • Galaxy S IIIの予約台数は10万台ほどだった。
  • MNP転出の最たる理由は他社のMNPキャッシュバックと、KDDIの「スマートバリュー」。他社iPhoneの存在はあまり関係ない。
  • ドコモが「スマートバリュー」のような固定通信とのセット割引が絶対にできないというわけではない。
  • 今年の冬モデルでは、数は少ないがiモード機も投入する。
  • 冬モデルは夏モデルと同じくらいの数を用意する。(夏モデルは17機種)
  • 冬モデルではXiやNOTTV対応機種がもっと増える。
  • 冬モデルではFeliCa/NFC両対応のモデルが登場する。
  • そう遠くない内にAndroid以外のプラットフォームを追加する可能性がある。(Windows phoneとか)
  • iPhone導入は条件が折り合わないので今のところ予定がない。
  • Mozilla OSなどの「Webプラットフォーム型OS」にも関心を持っている。
  • Xiは今年中に最大112.5Mbpsに高速化する計画。対応エリアは現時点で仙台、新潟、金沢、高松、那覇を予定。
  • Xiエリア拡大については変更なく、2012年度末に人口カバー率約70%を達成する計画。
  • Wi-Fi活用やオフロードの重要性について認識が甘かった。今後docomo Wi-Fiのエリア拡大だけでなく、Wi-Fi利用環境の改善やトラフィック制御の高度化などにも投資していく。
  • スマホの活用の仕方がわからない人のために、ドコモ直販の「dマーケット」を今後拡大していく。
  • dマーケットのビデオストアは8ヶ月間で約180万契約。

 

夏モデルの発売を待っている方は「もう冬モデルの話かよ!」といったところだと思いますが、着々と準備は進んでいるようです。昨年の冬モデルは「Xi対応スマホ」がひとつのトピックでしたが、今回は「Xi高速化への対応」に注目が集まりそうです。しかし現段階で提供エリアとして予定されているのは仙台、新潟、金沢、高松、那覇のみ。今後どのようなペースでエリア拡大が進んでいくのか、気になるところです。スペック向上については触れられていませんが、クアッドコアCPU搭載モデルが増えることになるのでしょうか。この点も個人的に楽しみにしています。

引用元:ITmediaケータイWatchロイター通信