ASUSTeK Computerは5月17日、これまで「Eee Pad」ブランドとして展開してきた同社タブレット製品を今後、メーカー名を冠した「ASUS Pad」というシリーズでリリースしていくこと発表しました。その第1弾として、Tegra3クアッドコアCPUとAndroid4.0を搭載した「ASUS Pad TF300T」を、日本で6月以降に発売します。
TF300Tは、今年3月に米国で発表された「Transformer Pad 300」をベースにしているとみられ、10.1インチWXGA(1280×800)IPS液晶、Android4.0.3、Tegra3 1.3GHzクアッドコアCPU、1GB RAM、32GBストレージ、背面800万画素/前面120万画素カメラなどを搭載します。モバイルネットワークには非対応のWi-Fiモデルとなります。
これまでのシリーズ同様、専用のキーボードドックと合体させ、ノートパソコンのようなスタイルで使用することもでき、合体後はキーボード側に別途備わったバッテリーを共有できるため、最長約15時間のロングバッテリーライフを実現します。
すでに国内で発売されている「Eee Pad TF201」との違いは、厚さが約1.6mm厚くなった点、タブレット単体の重量が約50g増えた点、CPU周波数が1.4GHzから1.3GHzへとダウンした点、Bluetoothが2.1から3.0になった点、連続動作時間がタブレット単体で約2時間、キーボード合体時で約3時間減った点など。位置づけとしてはTF201の廉価版ということになろうかと思います。
価格は、タブレットとキーボードドックがセットになったモデルが44,800円(税込)、タブレット単体のモデルが34,800円となっています。
スペック
- 端末サイズ:263×180.8×9.9mm(キーボード合体後:263×180.8×20.3mm)
- 重量:約635g(キーボード合体後:約1.1kg)
- ディスプレイ:10.1型ワイド TFTカラータッチスクリーンIPS液晶(LEDバックライト)
- OS:Android 4.0.3 Ice Cream Sandwich
- CPU:1.3GHzクアッドコア(NVIDIA Tegra3)
- RAM:1GB
- ストレージ:32GB+ASUS WebStorageサービス(8GB/永久無料版)
- カメラ:背面800万画素、前面120万画素
- 無線LAN:IEEE802.11 b/g/n
- Bluetooth:3.0+EDR
- センサー:GPS、電子コンパス、光センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ
- 外部端子(タブレット):microHDMI出力、microSD/microSDHCカードスロット、3.5mmオーディオジャック
- 外部端子(キーボード):フルサイズUSB2.0、SD/SDHCカードスロット
- 連続駆動時間:10時間(キーボード合体時:最大15時間)
情報元:ASUS