ソニーのAndroid搭載タブレット「Sony Tablet S」が本日9月17日発売となります。
Sony Tabletにはオーソドックスタイプの「S」と、2画面二つ折りタイプの「P」がありますが、今回発売されるものは「S」のWi-Fiモデルとなります。3Gネットワーク対応版は10月にドコモから発売される予定です。
販売チャネルはソニー直営店およびオンラインショップのほか、家電量販店でも取り扱われます。価格は販売店によって数百円程度異なりますが、ベースは16GBモデルが44,800円、32GBモデルが52,800円です。（Amazon
基本スペックは、9.4インチWXGA（1280×800ドット）ディスプレイ/IPSパネル、Android3.1（Honeycomb）、NVIDIA Tegra2 1.0GHｚデュアルコアCPU、1GBのRAM、16GB/32GBのROM、背面511万画素・前面30万画素カメラ、といった必要十分な構成となっています。（詳細なスペックは発表時の記事をご参照ください）
出荷時のOSバージョンはAndroid3.1ですが、なんと購入直後にアップデートが可能で、それによってAndroid3.2へバージョンアップされるようです。バグフィックス、若干のパフォーマンス向上、新しい拡大モードの追加などがバージョンアップによって施されます。発売時のAndroidバージョンの違いはWi-Fi＋3G版との格差だと思っていただけに、これは購入を考えていた方には嬉しい知らせでしょう。
ソニー初のAndroidタブレットとなるので、発売後、どのような反響があるのかが大変楽しみです。
実は先週実機を触りに行ったのですが、画面はびっくりするほど綺麗だし動作は比較的軽快だし、好感を抱きました。ディスプレイについては視野角の広いIPSパネルの採用と、”TruBlackディスプレイ”の採用がデカイなと感じました。他社には真似できないソニー製だけの特色と言えると思います。しかしとにかく指紋が目立ちやすいのと、どうやら傷もつきやすいとのことなので、防指紋の保護フィルムは必須かなとも思いました。
ボディーは厚みがある割には軽く感じました。重量は約598gで10インチクラスの端末の中ではもともと軽い方なのですが、雑誌を二つ折りにしたような独特の形状が功を奏しているのかなと思います。まあ正直なところ劇的に軽く感じるといったことや、すっごく持ちやすいという印象は受けませんでした。
あと個人的にいいなと感じたのが、オリジナルのUIです。基本的にHoneycomb標準とはかけ離れてはいませんが随所に細かな工夫がされていて、ドロワー（アプリ一覧）などは使いやすかったです。カメラのインターフェースも大抵のメーカーは標準UIをそのまま使っているところ、本機ではちゃんと手が加えられています。音楽アプリの”カバーアートビュー”もとても楽しめました。
PlayStation Certifiedである点も見逃せません。不覚にもプリインスールされていた「みんなのゴルフ」に展示場でハマりまってしまいました。今後PlayStation SuiteにてPSC端末だけのオリジナルコンテンツが配信されることになるでしょうから、楽しみが持続できて良いですね。
情報元：ソニー
